オンライン面談で「顔出しなし」がウケる理由

1日数人のオンライン面談を担当していると、中にはネット環境が悪くて画面をオフにしたり、挙句にはオンライン面談を諦めて電話に切り替えることがありました。その時、お互い気づいたのが「あれ?顔が見えなくても問題ないぞ。いやむしろ話しやすい!」ということでした。

オンラインで画面オンの場合、もちろん対面でもそうですが、無意識のうちに聞く姿勢(座り方など)や表情にも気を使いながら話しています。つまり「身構えて」いるので、ついよそ行きの言葉を選んだり、相手に見られていることで「相手の反応に合わせたことを言おう」という無意識が働いてしまいます。

私自身も「相手の目を見て柔らかい表情で、うなづきながら聞くのが傾聴、それがコミュニケーションの基本」だと研修で伝えることがあります。

でももっと気軽に「身構えずに」話せる環境があれば、本音が出やすくなるのも事実です。

若年層にとって、いきなり上長(しかもかなり年上)と向かい合って面談をするのはハードルが高いもの。

だからこそ、「最初の一歩は気楽で楽しい方がいい」と考えます。

自宅でくつろぐように頰杖ついたり、ずっと天井を見ながら目を閉じたり、好きなタイミングで飲み物を飲んだり。

「ちゃんとしてなきゃダメ緊張感」を出来るだけ減らし、心も体もリラックスして話せる「顔出しなし、ゲーム画面のようなバーチャル空間」で、気軽に相談できる1on1(メタバーサルキャリア)をやってみませんか。